2012年09月04日
グッドラック!…序章!…

銀座8丁目の裏通り…
博品館と今春湯の間辺りの雑居ビルにその雀荘がありました…
看板は出しておりません…
入り口には、「会員制」の札がかかっているだけでした…
しかし、連夜…人の出入りがかなりありました…
一階のテナントの横に鍵のかかったドアがあり…
客はインターホンを押して開けてもらいます…
ドアを開けると二階に続く薄暗い急な階段があります…
二階に上がると、雀卓が二つ…
壁には防音用の分厚いカーテンがぐるりと部屋を覆っております…
昔、スナックだったのか…大きなカウンターがあり、カウンターの中にはマスターらしき初老の男が飲み物を作っております…
夜になってから、数人の客がビルの階段を上がって行きました…
しかし、店内には客は誰も居りません…
ピンポ〜ン!…
また客が来たようです…
カウンターの中の男が入り口のモニターを確認します…
常連客とわかると、鍵を開けに階段を降りて行きます…
いらっしゃいませ…
男がにこやかに客を迎え入れます…
今夜はどう?…場は立ってる?…
高級ブランド品で着飾った太った男が聞きました…
はい!…皆さんお待ちですよ…
太った男を案内して二階に上がり…
壁の防音カーテンの一部を開けると、そこには鍵のかかったドアがあり…
三階に上がる急な階段があります…
三階でモニターを見ていた男が降りて来て鍵を開けて、太った男を三階に案内します…
いらっしゃいませ…皆さんお待ちですよ…
三階に上がると、ドレスを着た女の子が飲み物を聞きに来て…
オーナーらしい男がにこやかに迎えます…
今夜はセブンスタッドが立っておりますが…
部屋には、ポーカーのテーブルとブラックジャックのテーブルとバカラのテーブルがあり…
今夜はポーカーのテーブルに客が座っており、セブンスタッドポーカーが立っておりました…
(立ってる!…と言うのは、やってる!と言う意味です)
いらっしゃいませ…
わたしはカードをシャッフルしながら笑顔で太った男に応えました…
テーブルにはこれで5人の客が揃いました…
浅草の電気屋…
不動産屋の親父…
アニキと呼ばれてる男…
ソープのオーナー…
そして、太った男…
太った男は財布からゾクを出しチップと交換しました…
(ゾクとは一束二束のタバの事で100万円のことです…因みにズクとは10万円のことです)
チップは、色別!大きさ別になっていて…
最小のチップは500円で…
あとは、1000円、5000円、10000円、100000円のチップでした…
この夜は、わたしのディーラー時代の忘れられない夜になりました…
…続く…